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2019/12/16

青色・白色

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From 伊澤真由美
池袋のオフィスより

このところの帰り道、街中のイルミネーションが随分とカラフルだなぁと思っていたのですが、それもそのはず、いつの間にかもう12月。
とっくにクリスマス商戦がはじまっていました。

1年経つのがあっという間で、最近恐ろしいくらいですが、色とりどりのツリーやリースも、25日が終わったとたん、急にあっさりになる正月飾りも、季節の移り変わりが感じられるのは悪くありません。

クリスマスのイルミネーションは、デザインも凝っていて、いろいろな色が使われていますが、税務で出てくる「色」といえば、青と白です。

所得税や法人税の確定申告の際には「青色申告」か「白色申告」か、いずれかで申告するのですが、これらは制度上の用語で今では実際に青い色が、使われているのは法人税の申告書用紙くらい。

最近は、電子申告がだいぶ普及しましたので「そんな青い用紙は見覚えがないよ」という方も多いかもしれません。

この青色申告制度、納税者に正しく申告納税を行ってもらうために、戦後に特典付きで導入されたものです。

所得税の青色申告の特典で、メジャーなものとしては「青色申告特別控除」があります。
個人事業主である美容室のオーナーさんが要件を満たして確定申告をする場合には、最大で65万円の控除が受けられる、というものです。
要件はいろいろありますが、きちんと帳簿をつけて、まじめに申告をするのであればそんなに高いハードルではありません。
経費と違って、お金が出ていかないのに税金が安くなる制度ですので、使わないともったいない制度です。
さてこの「最大65万円」という金額、令和2年(2020年)分の確定申告から、見直される予定になっています。

現行(令和元年まで)の要件は、次の3つですが、これらすべてを満たしただけでは、最大65万円が55万円へ引き下げられることになっているのです。

(1)正規の簿記の原則で記帳(複式簿記)
(2)申告書に貸借対照表などを添付
(3)期限内に申告

かわりにといっては何ですが、誰でも控除ができる「基礎控除」が38万円から48万円に引き上げられることになっています。

ここまでだと、10万円減って、10万円増えるので差引はゼロ。

ところが、もうひとつの要件を満たせば、青色申告特別控除が+10万円、つまり最大65万円のままで申告できます。

もうひとつの要件とは次のいずれかひとつです。
①e-Taxで申告する(電子申告)
または
②電子帳簿保存を行う

ふたつめの電子帳簿保存は、事前に申請なども必要でいろいろ手間もかかるのですが、電子申告であれば、「今までだってやってるよ」という方は多いと思います。
であれば、基礎控除が増える分、今回は得になる見直し内容です。

こうしてみると、国は制度として電子申告や電子帳簿保存を推進したいんだな、というのがよくわかります。

ちなみに、資本金1億円以上の大法人については令和2年4月1日以後開始事業年度から電子申告が義務化されることにもなっています。

毎年、毎年、同じように確定申告をしていても、実は、少しずつ変わっていたりするのです。

P.S.
うちは要件、大丈夫なのかな?
申告が期限後になってしまったらどうなるの?
そんな疑問がありましたら、お気軽にご質問くださいね。

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ご相談お問い合わせお待ちしております。

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